入院2日目(手術前日)
昨日のCT検査結果の説明で衝撃の事実を言い渡され少々撃沈、私の左耳付け根頭蓋骨が右(正常)と比べて異常に大きくくぼんでいるとのこと、画像で見る限り2cm大のくぼみがる、これがあるとどうなるか、医師は「手術時に脳内の水がここに入り込み耳が聞こえずらくなります、しかし時間とともに吸収されるんでよくなると思います」って、よりにもよって左側とは運が悪い、しかしここまできたらやるしかない。
2日目朝食

きわめて質素な朝食、野菜のおひたしにかまぼこ2個。

私は乳製品(特に牛乳)がダメなんで事前の食事ヒアリングで申し出てたらこのオレンジジュースが出てきました、が甘すぎて飲めずでした。

ご飯やみそ汁の器も考えてますね、底に行くほど厚くなっているので熱さがあまり手に伝わってこないのでいい感じです。

これはお茶入れです、取っ手がカップ底まできていてひっくり返りにくく持ちやすいです、これはいいかもです。
2日目昼食 (御花見御弁当)

こちらは運が良かったのか特注「御花見御弁当」でした、お品書きまで付いてきていやはや豪華でした。

この天婦羅は美味しかったです。


夕方ころ麻酔科の医師から手術麻酔の説明について丁寧にありました、医師から「麻酔が覚めたときに確認のために名前を呼びますので何と呼べばいいですか?」って聞かれ「ドンジャラス」って言いそうになりましたがここは冗談言ってる場合じゃないと思い「苗字でお願いします」って言ったところ「わかりました。以前ありきたりの苗字の方でいくら呼んでも他人だと思って返事しないかたがいて1時間もたってから自分だって返事したかたがおりました」、こういうかたがいるんですね。
2日夕食 (最後の晩餐)

鮭のあんかけ定食ってところでしょうか、豆腐の味噌汁は美味しかったです。

手術前だというのに食欲だけはありましたね。
看護師さんが心配してくれて眠れなかったら眠り薬を出しますからって何回も言っていただきましたが貰いませんでした。
だいぶ前ですが全身麻酔の経験があり、最近医療ドラマ(医龍)を見てるんでっていったらすかさず「あれって違うんですよねぇ~、あんなのはないですよ」だって。
入院3日目(手術当日:手術時間10時~15時予定)
朝食は無、9時に左腕に気持ちを和らげる注射(もしかして覚醒剤系)をし、10時ちょっと前に病室のベットごと手術室にGO!、意外と落ち着いてる自分にビックリです。
4階病室から3階手術室に運ばれるまで、すれ違う人はジロジロ見るしまるで有名人でもなった気分です。
手術室に入ってから上を見上げると無反射ライトが円形に10個、隣にサブライトがある、もしかして医療ドラマでは2階から見渡せる見学ブースがあるんではと思いましたが頭を動かせず確認できませんでした。
これからどうやって麻酔をするんだろうって思ってたらもう記憶がありませんでした、俺って麻酔が効きやすい体質なのかな。
手術は左耳の後ろを8cm位切って頭蓋骨に五百円玉くらいの穴をあけてここから顕微鏡を使って行います。
ここには顔面のあらゆる神経が集中しており特に耳と声に影響度が大きいので神経が大丈夫か脳波を測定しながら手術をするそうです。

手術後に医師から私の奥さんに丁寧に図解説明していただいたものです、手術自体は成功でした。
手術終了後は3階SCU(集中治療室)で手術用ベットから治療室ベットに移動です、ここで意識が戻りました。
このとき「頭をホッチキスで止めます」のような声が聞こえてきてガチャンガチャン、後でわかったんですが手術中に頭部が動かないようにボルトで3ケ所固定するんですね、このボルトを取った時の傷を塞ぐためのホッチキスです。
ちなみに手術した後は糸で縫い合わせると思いましたが、こちらもホッチキスで全部で15ケ所位です。
ベットがかわった瞬間、腰が痛いっていうか疲れたっていうか手術の痛みよりこちらがつらかったですね。
ここから地獄の12時間の始まりです。 ⇒ 続きはRevival3で